野生動物の襲撃遭難連続 埼玉県山救隊・飯田副隊長からのメッセージ

投稿日時 2016-08-08 14:05:35 | カテゴリ: TOP

野生動物の襲撃遭難連続

緊急情報があります、注意喚起をお願い致します。
埼玉県山救隊・飯田副隊長からのメッセージです。

埼玉県警察山岳救助隊 飯田です。お世話になります。
秩父では蜂と熊に登山者が襲われ死傷する事故が2日連続発生しましたので詳細報告します。

8月6日午後2時、豆焼沢で沢登りの4人パーティーは登山道から沢に下降していたところ、樹林帯の岩斜面で80歳男性が黒スズメ蜂(ジバチ)に37カ所刺され、自力で40m歩いたものの10分後に心肺停止、防災ヘリで収容されましたが死亡。この男性は登山歴70年、一年前に蜂に 刺されています。また、仲間が蜂を追い払った際に黒手袋の女性も手袋の上からニ箇所刺されています。

7日秩父市荒川日野地区の民家から五分登った岩場にて、登山道脇の洞穴を58歳ハイカーが覗いた所、中から熊が飛び出し襲われ、熊とハイカーは絡み合いながら登山道脇の垂直斜面を5m滑落、熊は斜面を上に去っていきました。襲われた男性と山岳救助隊は最初に接触しましたが、全身血だらけで顔と手に深い傷を負っています。我々も山に入るのが怖くなる位の激しい損傷です。着衣のある部位に傷はありません。体表露出部位は全て被害を受けてます。過去、岩穴に熊がいたことは何度もあり、熊は出てきても逃げるのですが、登山者か穴を塞ぐ形になったので退路がなくなった熊に教われたのでしょう。
大持山の稜線秩父側には岩穴が多数あり熊がいる場所です。当隊では蜂スプレーにショルダー紐を付け常時携行し、熊撃退スプレーも同様に携行しています。
30年救助隊で活動してますが、蜂によるショック死、熊の襲撃も初めてのことです。お互い注意して活動しましょう。




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